点検時の水質検査は、下記のような器具を用いて行います。
放流水の透明度を測ります。
単独浄化槽は、7度(cm)以上 合併浄化槽は、20度(cm)以上が 望ましい数値になります。 最近の合併浄化槽は、30度(cm)以上の数値になるのが普通です。
放流水等のph値を測ります。
望ましい範囲は、5.8~8.6です。
放流水の残留塩素の濃度を測ります。
残留塩素検出=大腸菌群死滅=安全な放流水ということになります。
ばっ気槽の溶存酸素濃度を測定します。
単独浄化槽は、0.3mg/リットル以上 合併浄化槽は、1.0mg/リットル以上 の溶存酸素が必要です。
亜硝酸性窒素濃度を測定します。
最近の合併浄化槽は脱窒型が主流です。 脱窒型の場合は、測定結果がマイナス(-)であることが理想です。
塩素イオン濃度を測定します。
望ましい範囲は、90~140mg/リットルです。
単独浄化槽の使用水量が適正か判断する数値として測定します。 数値が大きいと使用水量が少ないことになります。